太宰治「富嶽百景」に関する考察

「富嶽百景」は一番好きな太宰作品である。文芸評論家の奥野健男が「芸術的に寸分のすきもない整った見事な短編」と評するように、何もかもが完璧で非の打ちようがない。こういうのを読むと、天才、非凡さをまざまざと見せつけられる。それは一人間として祝福すべき類のもので、これを書き上げた太宰がもし隣にいたら、肩をがっしりつかんで、ほんますごいわあんたさん!って彼の肩をぐらぐら揺すぶりながら力を込めて伝えたい作品である。...

小島信夫「アメリカン・スクール」について

久しぶりの大ヒットだ。小島信夫の「アメリカン・スクール」(1954年発表)がずば抜けておもしろい…… この作品を読んだ後、ずっとそれが頭から離れなくて延々と作者やストーリーのことを考えている。...

A Birthday Letter

Dearest D, Happy birthday, Bear. So now, we’re 17 years apart—until my next birthday. 17. Your lucky number! Darling. You’re my tranquilizer. When I’m with you, I’m able to stay very calm. I get to be closer to who I want to be and how I want to be, and I’m so...

A Birthday Letter (JP)

クマさん お誕生日おめでとう。これでしばらくの間、17歳差だね。わたしのクマさん。私の精神安定剤。あなたがいると心が安らぎます。あなたと出会えて、あなたと一緒にいれるおかげで、自分がこう在りたいと思うわたしに近づけました。本当に大事なことを見つめて、安定した生き方ができるようになりました。あなたの好きなところ挙げようとすると、どんどん出てきて、お、あれも、あ、これも、ってなります。 第一に——...